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西安現地情報局

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蘭州(らんしゅう/ランチョウ)


 現在は甘粛省の省都で、黄河上流に開けた街です。漢代に西域経営の拠点として開かれ、金城と呼ばれていました。東西の文明が交差して、漢民族と西域の異民族が出会った場所でもあります。唐の時代、三蔵法師がインドへ行く途中に黄河を渡ったのがこの地です。元の時代にはマルコポーロが大都(現在の北京)へ行くために通ったのもこの地です。街は黄河に沿って両岸に長く延びていて、東西に35キロ、南北に5キロの細長い形をしています。

 蘭州には石器時代から明代の文物を収蔵した甘粛省博物館があり、この中にはシルクロードの歴史を凝縮したような文化遺産もたくさんあります。

 市内で一番目を引くのが黄河鉄橋です。蘭州は古くから河西回廊の要所で、シルクロードを通る者にとって必ず通らなければならない場所でした。同時に必ず渡らなければならなかったのが黄河です。厳冬期には黄河が凍って厚い氷ができるので、その上を馬車で通りました。そのことから前漢以降は氷橋と言われました。後に明代に入ると、船を28艘並べた大きな浮き橋で黄河を渡りました。この橋は鎭遠橋と呼ばれ、春に架設され冬には撤去されました。そして清代に入って1907年、ドイツ企業により初めて黄河に鉄橋が架けられました。1954年には大幅な補強工事がされて、今でも市の両岸を結ぶ重要な役割を果たしています。黄河鉄橋は黄河に数多く架かる橋の中で、最も美しい橋です。

 他には、チンギスハンの遣いのチベット僧を供養するために建てられた白塔と、それが建つ白塔山があります。また、漢の武帝時代の武将・霍去病が匈奴との戦いで遠征した際、彼の軍隊はのどの渇きで士気が低下しました。そこで、地面を鞭で叩いたところ泉が出てきたという伝説を持つ五泉山があります。また、蘭州近郊のヘイ霊寺石窟には、西晋時代から清代までに彫られた旅の安全祈願と感謝が込められた仏像があります。このように蘭州には、シルクロードの玄関として刻まれた歴史の証が点在しています。

※この記事は、中国人ガイドさんに教わった話です。

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蘭州旅行記、蘭州クチコミ、蘭州写真、蘭州QAなど。

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