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天山山脈南東の麓、トルファン盆地の中央に位置するオアシス都市です。トルファンとはウルグイ語で「くぼんだ土地」を意味します。例えば、市の南にあるアイディン湖は、湖面が標高マイナス154メートルです。世界で二番目に低い所にある湖ですので、まさに「くぼんだ土地」です。また、昔は火州と呼ばれていました。これは夏の最高気温が40℃を超えるにもかかわらず、年間降水量が25ミリと極端に少ないからです。
そして古くからシルクロードの最も重要な拠点だったトルファンは、南に向かえば天山南路、北へ向かえば天山の北麓に出ることができます。前漢の頃には、交河故城を王城として車師全国が栄えていました。唐代に三蔵法師がインドへ経典を取りに行く途中、立ち寄ったときに栄えていたのは高昌国でした。しかし、帰る途中には高昌国は滅びて無くなり、代わりに母国である塔の安西都護府が置かれていたのは有名な話です。
トルファンには地下水を横穴で繋ぐ「カレーズ」があることで知られています。乾燥地帯にもかかわらず葡萄の産地として有名なのはこのおかげです。地下水は天山山脈の雪解け水の伏流です。ですからオアシス都市としてシルクロードを支えることが出来たのです。
※この記事は、中国人ガイドさんに教わった話です。
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