西安現地情報局

＜物価の概要＞
西安の物価は日本よりかなり安いです。物にもよりますが、日本の1/6程度を参考にして下さい。

簡単な目安としては100元札を1万円札のつもりで使いましょう。つまり、「中国元値段の100倍＝日本円での価値」を目安にして下さい。
例えば、
・タクシー初乗り6元＝日本の価値で600円
・ビール（1本600ml）3元＝日本の価値で300円

ただし、生活に最低限必要なものはこの価値より安く、嗜好品に関しては高めの物価となっています。
例えば
・各種野菜（500g）1元～2元＝日本の価値で100円～200円
・タバコ（1箱）5元～50元＝日本の価値で500円～5000円
・中国茶（500g）100元～500元＝日本の価値で1万円～5万円

ちなみに、現在は1元＝16円程度です。物価が1/6なので、100倍して計算する方法は理にかなっていると言えるでしょう。つまり中国の1元の価値は、計算式16円×6＝96円となり、日本で約100円の価値があると判断できます。

＜金銭感覚についてのアドバイス＞
中国では、今でも外国人価格が根付いていますので、上記を参考にして、適正な価値を判断してから購入することをお勧めします。とは言っても、外国に旅行するときは、金銭感覚が狂うもの。具体例を挙げて買い物感覚を伝授したいと思います。

例えば、中国で人気のあるお土産に、香木の扇子があります。北京や上海に比べて物価の安い西安では、割安で購入できるのでおすすめのお土産です。誠実なお店では1本30元～100元程度で良いもの購入できます。しかし外国人だから高く売ろうと考えているお店では1本200元～300元の値段を提示してきます。たしかに、日本円にしたら3000円～5000円なので、気に入ったものがあれば買う気にもなりますよね。しかし、中国の価値では2万円～3万円で売ろうとしているのです。よほど高級な扇子でない限り、その価値があるとはとても思えません。前述の誠実なお店では3000円～1万円の価値で売ろうとしていますよね。これは日本でも同じぐらいの価格で売られていると思います。よって価値に見合う金額を提示してきていると判断できます。

いかがですか？もちろん、日本での価値より安かったり高かったりする場合があります。重要なのは日本円に換算して買おうと決めるのではなく、中国の価値で、買う価値があるのかを判断する事です。日本人は、断りにくい性格の人が多いですが、中国では断って隣のお店で値段を聞くのはあたりまえです。

とは言っても、一生懸命に一番安く売っているお店を探すのはおすすめしません。西安では北京や上海に比べたら、誠実な商売をしている人情味のある人は多いです。ある程度適正な価格だと思ったら、買ってみて下さい。他の都市より、良いものを安く手に入れることができ、きっと満足すると思います。